(注)ストーリーはシリアス風味、キャラ紹介はギャグ風味にしております。
ストーリー |
平たくいえば異世界ファンタジー・魔物退治モノ。 主人公である少女ラスは、魔性(父)と人間(母)のハーフであるという出生を隠して、特殊技能者集団「浮城」に所属していています。依頼を受けた町へ赴いて魔性退治をするのが彼女たちの仕事です。 「非力な人間を虐げて遊ぶ邪悪な魔性を倒す」 |
キャラクター
ラエスリール(ラス) 父(魔性)・母(人間)がそれぞれの種族における最強ランクの能力者であったために、苦難を宿命づけられた不幸な少女。魔性としての別人格・朱烙(しゅらく)を内に抱えている。 |
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紅蓮姫(ぐれんき) 魔性の命を食らう「破妖刀」のなかでも最強といわれる、真紅の剣。 |
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闇主(あんしゅ) 突然ラスの前に現れ守り手に立候補した、謎の超絶美形魔性。 |
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乱華(らんか)/リーダイル ラスの弟。魔性うちでは「金の若君」でとおっている。 |
サティン | セスラン |
浮城でのラスの同僚で先輩。ラスの心を初めて開かせることに成功した、奇跡の人。浮城でラスがふつうに会話できるのは、彼女とセスラン、養母である城長のみ(後にリーヴィが加わる)。 美人で面倒見がよくて、正体不明の魔性である闇主と掛け合い漫才もできるくらい神経も太い、したたかなお姉さん。 |
ラスの大先輩。仕事先でラスを拾い、浮城に連れてきた人。 ラスの父親がわり…というと怒られそうだが、実年齢を考えると祖父でも通用するかもしれない、外見だけなら20歳後半の微笑み魔人。いろいろな意味で人間離れした御方です。 闇主とは面識あり。 |
ザハト/邪羅(じゃら) | リーヴシェラン(リーヴィ) |
第2巻「白焔の罠」にて登場。浮城に依頼に行く途中でラスに拾われた、元気な少年。 行方不明になった両親の手がかりを求めて、案内係としてラスの仕事に同行する。実はラスに匹敵するような出生の秘密があることが判明。 ラスのことを「姉ちゃん」と呼び慕っているが、それを弱身に闇主にこきつかわれる苦労人。 |
第4・5巻「紫紺の糸」にて登場。浮城でのラスの、年下の同僚。 最初は浮城の鼻つまみ者(というのが一般的な評価)であるラスを嫌っていたが、ラスと直接知り合ってからは先入観を捨てて友人となる。勝気な性格で、戦いで何かとケガの多いラスを「見ているほうが痛い」と、周囲の心配を代弁して叱りつけたりもする。…しかし今のところ効果なし。 |
彩糸(さいし) | |
第4・5巻「紫紺の糸」にて登場。リーヴィの守り手。 アクの強い破妖キャラのなかにあってオアシスのような、裏のない淑やかさが光る、やはり秘密ありの美女。 しかしまともそうでいて、さりげなくリーヴィには激甘。 |
<蜜王の君> | <白焔の君> | <紫紺の君> | <翡翠の君> | <柘榴の君> |
ラスの父親。魅了眼をもつ。 最愛の女性を失ってからは、子供たちをほったらかしにして虚空にとじこもったきり。 闇主とは徹底的に気があわないらしく、「鬱陶しくて嫌いだ」などと言われていた。察するにシリアス一辺倒な几帳面タイプなのだろう。 |
本名:白煉(びゃくれん)。熱を司る。 時代劇のタカビー姫様っぽい台詞まわしと女王様然とした威厳が、とにかくかっこよい。 闇主とはわりに仲良しのようで、ラスの父親ともそれなりに友好関係にあるらしい。でも多分翡蝶さんとは、女性同士であるがゆえに仲悪そう。 |
本名:藍絲(らんし)。糸(繊維)を司る。 人間の魂を材料とした生き人形を作るという、ただれた趣味の持ち主。そのせいか妖主のくせに基本がギャグキャラ…。 白煉さん激ラブなのだが、とうの白煉さんからはゴキブリのごとく嫌われている。でもめげない。 闇主とはかなり仲が悪いようす。…っていうか闇主さんは単純に、男の友達いないんだろな…。 |
熾翠(しすい)・翡蝶(ひちょう)の「姉妹」の姿をとっている。夢を司る。 2人の性格はまったく正反対で、剛毅な戦士タイプの熾翠さんに対し、翡蝶さんは良くも悪くも女性的でねちっこい。翡蝶さんのほうは<柘榴の君>の恋人。けっこうお似合いだったんかけどね…。まあ相手に誠意を求めても……ねぇ…。 |
時を司る。 根性曲がりの魔性のなかでも群を抜いて、天邪鬼で傍若無人な変わり者らしい。 いちおう城はあるし家来も熱烈なのがたくさんいるらしいが、ご本人はそれを鬱陶しがって、気の向くままに1人で遊び歩いている。…そうやってほったらかしにしてるから、後で苦労するんだぞ……。 |